サービス・商品奥山製作所(横浜市南区)は19日、島戸製作所(相模原市中央区)に対し、自社の「在庫管理支援サービス」を導入したと発表した。発注忘れの防止、緊急購入コストの削減、外国人実習生の定着など、多面的な導入効果が報告されている。
同サービスは、即戦力在庫の明確化、使用頻度に応じた棚の配置最適化、週・月ごとの在庫チェック、発注点の数値化・補充・納品まで含むワンストップ支援を特徴としている。
島戸製作所の高木リーダーは、「週末や繁忙期に感じていた『忘れてはいけない』という発注プレッシャーから解放された」と述べている。実際に、発注業務にかかっていた時間は年間72時間から0時間になり、さらに外国人実習生の資格保有率が100%に達するなど、具体的な成果も示されている。

▲奥山製作所スタッフと島戸製作所高木リーダー(出所:奥山製作所)
製造業では、人手不足、高齢化、複数業務の兼務による“発注業務の後回し”が、現場の停滞やコスト増の原因となっている。こうした課題に対し、奥山製作所の支援サービスは「事前準備」を強化することで、ものづくり現場の初動速度や生産性向上に寄与する取り組みと見られる。
今後も同社は、製造現場における発注・在庫管理の効率化を通じて、中小製造業の組織力強化と人材定着支援に取り組んでいく方針を示している。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。

















