ロジスティクス農林水産省は19日、鹿児島県で同県初となる野生イノシシの豚熱感染が確認されたことを受け、九州各県へ対策強化を通知した。併せて全日本トラック協会に対し、会員事業者への情報共有と衛生管理の徹底を求めた。
鹿児島県は国内最大の豚飼養地帯であり、野生イノシシを起点とした感染拡大は九州全域の畜産・物流に影響を及ぼす懸念が強まっている。農水省は、感染状況を把握するサーベイランス(浸潤調査)の強化を指示し、2026年3月まで毎月60頭以上の検査を実施するよう求めた。併せて、感染区域を中心とした捕獲強化と経口ワクチン散布の継続も要請している。
また、狩猟・捕獲時の衛生対策の徹底、地域住民や旅行者への注意喚起、農場での飼養衛生管理の再点検も指導。人や車両を介したウイルス拡散防止、野生動物侵入対策、ワクチン依存に偏らない管理強化が重要とされる。物流事業者にとっても、農場・処理場・流通拠点を結ぶ輸送が感染の媒介になり得るため、車両消毒や立ち入り管理など平時以上の衛生措置が求められている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。



















