調査・データ国土交通省海事局は26日、ことし7-9月の中・長距離フェリー、RORO船、内航コンテナ船の積載率動向を公表した。
同局は船舶によるモーダルシフトを推進するため、2023年8月からフェリーやRORO船などの内航海運事業者を対象に積載率のアンケートを行い、3か月ごとにとりまとめている。
発表によると、中・長距離フェリー航路の積載率で最も高いのは、北関東-北海道の下りで85‐90%だった。上りも75-80%と高かった。次いで、東東北-北海道の下り80-85%が続いた。
最も低いのは、北東北-北海道の25-30%で、同航路は上りも45-50%にとどまっている。また、阪神-北四国間も上り下りとも50-55%と余裕があった。阪神-北海道も上り60-65%、下り55-60%と6割前後となっている。
その他の航路は60-80%の間に納まっていた。
RORO船は京浜-中京、京浜-北四国、京浜-南中国の3航路の下りがいずれも95-100%と高かった。次いで、北陸-北海道、京浜-東東北、京浜-阪神の3航路の上りが90-95%だった。低いのは北陸-北九州の上り、阪神-北九州の下りで35-40%だった。
内航コンテナ船は西東北-北陸と北九州-西東北の下り、京浜-東東北の上りの3航路が80-85%と高かった。一方、中京-阪神は上り20-25%、下りも50-55%と余裕があった。その他の航路もおおむね60-70%の積載率だった。
また、同省はモーダルシフトを検討する際の参考として、内航海運のサービス内容や利用方法、利用検討に向けた手順、内航船のメリットなどを紹介する「内航海運へのモーダルシフト利用検討ガイド」と、各社が提供している航路情報をまとめた「航路情報一覧」をことし5月から公表している。
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