荷主日本水素エネルギー(東京都港区)は27日、川崎重工業と共同で、川崎市川崎区扇島に建設する液化水素基地「川崎LH2ターミナル」の起工式を開催したと発表した。

▲川崎LH2ターミナル完成予想図(出所:川崎重工業)
同ターミナルは、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が進める「グリーンイノベーション基金事業」に採択された「液化水素サプライチェーンの商用化実証」の主要設備として建設される。世界最大級となる貯蔵容量5万立方メートルの液化水素貯蔵タンクをはじめ、出荷・受け入れの双方に対応する海上荷役設備、水素液化設備、水素送ガス設備、液化水素ローリー出荷設備を備える。設計・建設は川崎重工を代表とする共同企業体が担い、事業主体は日本水素エネルギーとなる。
また、今後建造予定の液化水素運搬船は容量4万立方メートルで、こちらも世界最大級となる。2030年度までにターミナルと運搬船を運用し、性能や安全性、耐久性など商用化要件を国内で確認する。30年度以降は海外から液化水素を輸入し、同ターミナルで受け入れ・貯蔵した上で国内の水素需要家に供給する計画だ。

▲竣工式の様子(出所:川崎重工業)
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