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▲次世代省エネ型バルクキャリア「PONT-ROUGE（ポン ルージュ）」（出所：ジャパンマリンユナイテッド）
ロジスティクスジャパンマリンユナイテッド（JMU、横浜市西区）は27日、呉事業所（広島県呉市）で建造していた次世代省エネ型バルクキャリア「PONT-ROUGE」（ポン・ルージュ）を引き渡したと発表した。
本船は、同社が開発したG-Series 8万800DWT型の発展形であるJ-Series 8万2400DWT型（J82BC）の19番船にあたる。全長226.17メートル、幅32.26メートル、深さ20.20メートルで、載貨重量は8万2395トン、総トン数は4万4564。航海速力は14.5ノットで、主機関には「MAN B&W 6S60ME-C8.5-EGRBP」を1基搭載する。
従来船と同じ主要目を維持しつつ、ばら積み船の共通構造規則やNOx排出規制TierIIIなどの最新規則に対応した設計を採用。さらに、同社独自の省エネデバイス「Super Stream Duct」「SURF-BULB」「ALV-Fin」を最適化することで、大幅な燃費削減を図った。また、新騒音規則に配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能の向上も目指している。
同船は、エネルギー効率設計指標（EEDI）でフェーズ2基準を満たしており、温室効果ガス削減ニーズに対応した仕様となる。物流・海運分野では環境性能の強化が求められており、同社の新造船は輸送効率と環境負荷低減の両立に寄与する。
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