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日野羽村工場をトヨタへ移管、1500億円で譲渡

2025年11月27日 (木)

M&A日野自動車は27日、羽村工場(東京都羽村市)をトヨタ自動車へ移管する計画について、同工場を承継する子会社「トヨタ自動車羽村株式会社」との吸収分割契約を締結したと発表した。6月に公表した移管方針を踏まえ、羽村工場を分社化した上でトヨタに株式を譲渡するスキームを正式に固めた。譲渡価額は1500億円。

計画では、まず日野が設立した100%子会社に羽村工場の機能を承継し、その子会社株式を2026年4月1日にトヨタへ譲渡する。

羽村工場はSUV・小型トラックなどの製造拠点で、25年3月期に他社受託分だけで1481億円の売上を計上する規模を持つ。承継対象には流動資産134億円、固定資産356億円など計492億円の資産と、計95億円の負債が含まれる。分割後も羽村工場では自社ブランド車両の一部製造を継続し、日野本体の事業運営に支障はないとしている。

移管の実施時期は、日野と三菱ふそうの経営統合に向けた進ちょくや、競争法関連のクリアランス取得状況などにより変更の可能性がある。日野は「持続的な成長と競争力強化に向け、事業構造の再編を進める」としており、トヨタグループ内での役割見直しが今後の焦点となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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