
▲ばら積み運搬船「AQUABELLA」(出所:名村造船所)
荷主名村造船所(大阪市西区)は11月28日、伊万里事業所(佐賀県伊万里市)で建造していたFJラインズ(パナマ)向け18万2000トン型ばら積み運搬船「AQUABELLA」を引き渡した。本船は新たに開発された同型船の2番船となる。
船体はフランス・ダンケルク港への入港を想定した最大船型ダンケルクマックスを志向して設計された。独自開発の「Namura flow Control Fin」(NCF)やフィン付き舵、NCF後流を改善する省エネフィンを備え、燃料消費量の低減を図っている。主機関と主発電機関は窒素酸化物(NOx)排出3次規制へ適合し、エア式船尾管シールを採用するなど環境面にも配慮した構成とした。
主要諸元は全長291.92メートル、幅45メートル、夏期満載喫水18.20メートル、総トン数9万4634総トン、載貨重量18万2663重量トン。船内では清水によるセントラル冷却方式を採用し、メンテナンス負荷を軽減している。
また、生活排水や雨水、カーゴホールド洗浄水の排出規制に対応するため、汚水貯蔵タンクを装備。バラスト水管理条約に準拠した処理装置も備え、シップリサイクル条約が求める有害物質一覧表にも対応している。エネルギー効率設計指標(EEDI)はフェーズ3を達成しており、環境負荷低減と運航効率向上に寄与する。
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