M&Aアレス・マネジメント・コーポレーション(米国)は1日、グローバルで展開する物流不動産事業を新ブランド「Marq Logistics」(Marq)へ統合し、日本を含む主要地域で本格展開を開始したと発表した。アレスは2025年3月、GLPキャピタル・パートナーズの国際事業(中国を除く)を買収し、日本GLP(東京都中央区)を傘下に収めていた。今回の統合により、北米・欧州で展開してきたアレスの物流不動産事業と、GLPのグローバル事業が一本化され、世界規模でのブランド運営に踏み出す。
Marqは、北米・欧州・アジア太平洋地域で2000施設、延床1700万坪超の物流不動産を所有・運営する。アレスはブランド統合により、世界トップクラスの規模と実績を生かしつつ、地域ごとの運営ノウハウを融合し、テナント企業への施設供給とサービスの均質化を図る方針だ。
日本GLPの帖佐義之社長は、運営体制は変わらず維持されるとしたうえで、大型多機能型施設「ALFALINK(アルファリンク)」を含む国内事業をさらに拡大すると述べた。国内の開発・運営力を維持しながら、Marqのグローバルネットワークや知見を取り込み、日本の物流不動産の品質向上と産業の持続的発展に貢献するとしている。
既存施設のブランド切り替えは26年夏頃を予定し、それ以前に竣工する新規物件は順次Marqブランドで展開する。物流不動産市場でM&Aや再編が進むなか、世界的投資会社による統合が、供給力・開発スピード・テナント支援の強化につながるかが注目される。
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