サービス・商品エクセディ(大阪府寝屋川市)は3日、同社が開発・提供するAMR(自律走行搬送ロボット)「Neibo」(ネイボ)が、LIXIL物流(東京都品川区)の関東物流センターにおいて本格稼働を開始したと発表した。ことし1月の導入以降、半年間にわたり事故や故障が一度もなく安定稼働しており、フォークリフト2台分の搬送業務を自動化している。
Neiboは最大600キロのけん引が可能な倉庫・工場向けのパワフルロボットで、床工事不要で段差を乗り越える走破性、安全センサーによる高精度な人や障害物の回避機能を備える。導入にあたりLIXIL物流は複数のAMR製品を比較検討したが、安全性や現場対応力、ノーコードでの操作性が評価され、「Neibo一択」との判断に至ったという。

▲倉庫内の中間搬送をしているNeibo(出所:エクセディ)
関東物流センターでは、住宅用サッシや玄関ドアなど長大かつ重量物の搬送が必要とされるため、これまで熟練のフォークリフト作業者によって対応していた。しかし、労働力不足や作業の属人化が課題となっており、Neiboの導入により搬送業務の効率化と省人化を同時に実現した。
現場からは「タフで信頼できる」との声が上がっており、真夏の40度を超える環境下でもトラブルなく稼働を続けている。LIXIL物流は今後、Neiboをさらに4台追加導入し、関東モデルを九州や岡山など他拠点にも展開する計画だ。WMS(倉庫管理システム)との連携も視野に入れており、フォークリフトのさらなる削減を目指す。
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