ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

現代自、量産型自律走行ロボ基盤をiREXで披露

2025年12月4日 (木)

国際現代自動車(韓国)グループは3日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「2025国際ロボット展」(iREX 2025)で、同グループの研究機関「Robotics LAB」(ロボティクス・ラボ)が開発した初の量産型モビリティーロボットプラットフォーム「MobED」(モベッド)を公開したと発表した。

MobEDは凹凸のある場所や傾斜地でも、安定した自律走行が可能なモビリティーの基盤で、配送や研究、物流、映像制作など用途によってカスタマイズでき、幅広い産業での活用が期待される。

姿勢制御には最先端の偏心メカニズムを採用しており、姿勢と高さを動的に調整することでさまざまな地形に対応する。このため、環境に合わせて、ロボットを設計したり、調整したりする必要はなくなる。

操作は、大型タッチスクリーンコントローラーと直感的な3D UI/UXで、専門知識がなくても扱うことができ、AI(人工知能)搭載センサーがLiDAR(ライダー)とカメラからの情報を基に障害物を自律的に認識・回避するため、安全性も確保される。

また、予測型ナビゲーションアルゴリズムで、混雑した場所や狭い空間でも安全で正確に自律走行する。ユニバーサルマウントレールとAPIによって、アタッチメントの統合も容易で、今後のニーズの変化や技術の進化にも柔軟に対応できる。

モデルは2種類で、高度な自律性やセンサー機能などを持つ「MobED Pro」と、自律機能を持たず、ユーザーが独自のアプリケーションを構築する研究開発用の「MobED Basic」がある。両モデルとも来年上半期の販売開始を予定している。

iREX 2025会場の同社ブースでは、MobEDの実機を展示しており、実際に触れることができるほか、さまざまな地形を走行するデモンストレーションも行われている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。