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集合住宅のオートロック解錠に不安広がる、ナスタ

2025年12月4日 (木)

(クリックで拡大、出所:ナスタ)

調査・データナスタ(東京都港区)は4日、宅配便利用者を対象に実施した防犯意識調査の結果を公表し、集合住宅におけるオートロック解錠への不安が広がっている実態を明らかにした。

調査は2025年10月31日から11月1日にかけてインターネットで行われ、宅配便利用者1000人(男女各500人)を対象とした。そのうちオートロック付き集合住宅に居住する243人のうち72.0%が「配達員によるオートロック解錠に不安を感じる」と回答した。主な理由として「不審者の侵入リスク」(42.9%)、「他人の自由な出入りへの不安」(38.9%)、「出入り管理の不十分さ」(37.7%)が挙げられた。

代替策としては「エントランスなど共用部への宅配ボックス増設」(31.7%)、「全戸に宅配ボックス設置」(30.5%)が支持され、セキュリティと利便性を両立させるインフラ整備のニーズが浮き彫りになった。

国土交通省は26年度から宅配便の「置き配」を標準サービスとする方針を打ち出し、オートロック付き住宅でも解錠システムの開発支援を検討。一方で居住者の多くは安全性への懸念を示しており、物流の効率化と防犯性の両立が今後の課題となる。

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