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集合住宅の宅配BOX設置は築年数古いほど減少、SDS

2025年3月5日 (水)

調査・データ宅配ボックス製造販売のエス・ディ・エス(石川県白山市)は5日、集合住宅における宅配ボックスの導入状況と利用実態に関する調査を実施した結果を公表した。調査は20代から40代の553人から回答を得たもの。

集合住宅に住む人を対象に宅配ボックスが設置されているかを尋ねたところ42%の人が宅配ボックスが備わっていないことがわかった。また、宅配ボックスが設置してある集合住宅の築年数を調査したところ築0年-5年未満の新築集合住宅では設置率83.7%だった一方、築20年-30年未満では39.5%、30年以上の集合住宅では21.3%の設置率となり、築年数が古くなるにつれて宅配ボックスの設置率が低くなった。また、宅配ボックスが設置してある集合住宅に住んでいる人でも宅配ボックスが満杯で利用できなかった経験のある人は73.4%だった。

また、宅配ボックスが未設置の集合住宅に住んでいる67%の人が宅配ボックスの設置を希望している。さらに宅配ボックスが未設置の集合住宅に住んでいる人のおよそ半数以上の人は家賃が上がっても宅配ボックスの導入を希望していることがわかった。

同社によると、昨今の再配達を減らすという問題に対して集合住宅における宅配ボックスの導入が重要と考えられ、特に築年数の古い集合住宅では宅配ボックスの導入が遅れているため重要な課題といえる。一方、宅配ボックスが導入済の集合住宅でも満杯で利用できなかったという経験をしている入居者が多く、既設宅配ボックスに対してのボックス数を増やすということが重要とした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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