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TDシネックス、遠隔体調管理「REMONY」を販売

2025年12月5日 (金)

サービス・商品米大手IT販売TDシネックス日本法人(東京都港区)は5日、ヘルステック事業を展開するメディロムマザーラボ(同)と代理店契約を結び、同社の充電不要のスマートトラッカー「MOTHER Bracelet」を使った企業向けの遠隔体調管理システム「REMONY」(リモニー)の取り扱いを開始すると発表した。

MOTHER Braceletは、米マトリックスが開発した温度差発電技術を活用し、体表面皮膚温と外気の温度差で発電する。さらに太陽光発電も搭載しているため、充電をしなくても稼働し続ける。デバイスは18グラムと軽量で、生活防水にも対応。歩数や睡眠時間、消費カロリー、心拍数、体表温といったヘルスケアデータを24時間365日連続して記録できる。

REMONYでは、MOTHER Braceletで取得したデータを通信専用機器のMOTHER Gatewayを通じて自動収集し、LTE通信でクラウドに蓄積する。データはパソコンやタブレットの管理画面でリアルタイムに一元管理できる。

これによって、企業は従業員の睡眠中や夜勤中でも健康状態を記録できるようになり、リスクの早期発見が可能になる。異常が検知された場合は管理者へ即時アラートが送信されるほか、転倒検知や心拍異常検知、体表温の異常による熱中症アラートの機能を備え、利用者自身がSOSコールを発信することもできる。

管理画面では、ユーザーごとのバイタルデータやアラート履歴を簡単に確認でき、権限設定やアラート詳細設定、グラフ表示などもできる。さらに、複数のゲートウェイとMOTHER端末を組み合わせることで接続範囲を拡張でき、屋内外の幅広い環境で利用できる。

TDシネックスではデバイスの提供だけでなく、健康管理サービスへの参入を目指しており、ヘルスケアデータを継続的かつ利便性高く取得できる仕組みを探していた。MOTHER Braceletについては、充電が必要なく、24時間データを記録できる点を高く評価し、契約を決めた。

今後は、同社の広範な販売チャネルを生かしながら、経験豊富な技術支援チームが、REMONYの導入をサポートし、企業の健康管理DX(デジタルトランスフォーメーション)に寄与する。さらに、複数拠点を持つ企業への一斉展開やスケールアップにも柔軟に対応し、医療や介護、製造、物流など幅広い業界で健康管理サービスの普及を推進するとしている。

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