産業・一般シムトップス(東京都品川区)は8日、オムロン(京都市下京区)と製造業の紙帳票デジタル化を起点とした現場業務効率化・DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に向け協業を開始すると発表した。
協業では、オムロンがシムトップスの現場帳票システム「i-Reporter」の販売を開始する。i-Reporter導入後の帳票はタブレット端末でデジタル記録し、導入前に蓄積された紙帳票はオムロンのOCRソリューション「pengu」で読み取りデータベース化することで、帳票の包括的なデジタル化を可能とする。これにより、現場での記録作業と過去帳票のデータ化を一体的に進められるようになる。
両社は今後、共催オンラインセミナーで事例や活用方法を紹介し、共同マーケティングや拡販活動を通じて、製造現場の課題解決に向けた情報発信を強化する。現場で生まれる多様なデータの利活用範囲を広げ、OCRとタブレット入力の使い分け、RPAを含むデータ活用手法の提案を進めるとしている。
製造現場では紙帳票の転記や保管・検索に工数がかかり、手書きによる記録ミスも課題となっている。今回の取り組みは、こうした非効率の解消とデータ活用の促進に寄与するもので、現場主体のDX推進と生産性向上に向けた基盤整備につながる。
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