国際マン・トラック&バス(ドイツ)は5日、同社のイタリア法人が運輸会社コイネ(イタリア)に電気トラック「MAN eTGX」2台を初納入したと発表した。車両は飲料メーカーのサンペレグリノ(同)の物流に使用され、最大50台のeTGX導入を見込む複数年契約の第1弾となる。
コイネは脱炭素化を掲げ、ゼロエミッションエネルギーの利用に注力している。欧州全域で事業を展開しており、最大5メガワットの発電能力を持つ太陽光発電システムを新たにイタリア・レヴァーテの物流センターに設置。将来的には同システムで得た電力をeTGXの運行に活用する計画だ。

(出所:マン・トラック&バス)
今回納入された2台のeTGXは、サンペレグリノの生産拠点とマドーネ、レヴァーテ両物流センター間の年間25万キロのルートを走行する。ルートは充電時間の最適化と航続距離最大化を考慮して設定されており、脱炭素化に向けた持続可能な輸送モデルを確立する。
納入された車両は400キロワット(544馬力)のモーターと6個のバッテリーパック(534キロワット時)を搭載し、中間充電なしで最大570キロの航続を実現。長距離用GX(グリーントランスフォーメーション)キャブには先進安全装備を備え、快適性も高めている。5年間のメンテナンス契約に加え、マン・デジタルサービスによる電動車向けフリート管理サービスも付属する。
プロジェクトには、フォルクスワーゲングループのB2B充電ブランド「ムーンパワーイタリア」や、車両フリート電動化の専門部門「マン・トランスポートソリューションズ」も参画し、インフラ整備や運用面を支援する。
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