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三井物産、西豪州ガス田で商業生産開始

2025年12月9日 (火)

▲ウェイトシアガス田ステージ2開発で建設されたガス生産プラント(出所:三井物産)

荷主三井物産は8日、西豪州・ウェイトシアガス田ステージ2開発を完了し、12月6日にガスの商業生産を開始したと発表した。三井物産は100%子会社Mitsui E&P Australia(MEPAU)を通じてオペレーターを務め、ウェイトシアの権益50%を保有する。

ウェイトシアはパース北350キロに位置し、豪州最大級の陸上ガス田とされる。三井物産は2018年に権益を取得し、生産拡大とLNG輸出を組み込んだステージ2開発の最終投資決断を20年に実施した。今回、必要な開発工事や許認可取得が完了し、ステージ2プラントからの生産・出荷体制が整った。

同ガス田では国内向け供給に加え、年間140万トンのLNG(液化天然ガス)が生産される。三井物産は持ち分比率に応じ、そのおよそ半分を引き取りアジア域へ販売する方針。LNG生産は、同社が参画するノースウェストシェルフジョイント・ベンチャー(NWS JV)の液化・貯蔵・出荷設備を活用する。

豪州政府は温室効果ガス排出のベースラインを設定し、毎年4.9%ずつ引き下げている。MEPAUは高効率プラント設計に加え、植林やクレジット購入で環境負荷低減に取り組む。また、ウェイトシアや近隣廃ガス田を利用したCO2回収・貯留(CCS)の事業化調査も進めている。

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