国際スカニア(スウェーデン)は9日、鉱山輸送の電動化に向けた取り組みを強化する一環として、同社初となる操舵可能な2つのフロントアクスルを備えた完全電動8×4大型ダンプトラック「Sleipner」(スレイプナー)を公開した。同車両はスウェーデン北部・マルムベリエットにあるスウェーデンの国営鉱業会社LKABの鉱山で稼働を開始している。

(出所:スカニア)
スレイプナーは北欧神話に登場するオーディンの8本足の馬に由来し、力強さ・革新性・信頼性を象徴するモデル。同社のモジュラー電動プラットフォームを基盤に開発され、初の操舵可能な2フロントアクスル搭載EV(電気自動車)トラックとして、重量物運搬能力と鉱山特有の厳しい路面での安定性を大幅に高めた。運用中のLKABでは年間500万トン以上の廃石を輸送しており、同車の導入により大幅なCO2削減効果が期待される。
今回の車両は、22年から同鉱山で稼働するスカニア製6×4電動ダンプの実績を踏まえて開発されたもの。両者は今後も実際の運用環境で新技術を検証しながら、電動鉱山車両の改良を続けていく方針だ。
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