ユニチカ、事業再生の一環で繊維子会社を解散

M&Aユニチカは12日、連結子会社のユニチカテキスタイル（岡山県総社市）を解散すると発表した。2025年12月12日の取締役会で決議したもので、解散日は同日、清算完了は26年2月27日を予定している。

同社は24年11月に公表した事業再生計画を、株式会社地域経済活性化支援機構の支援のもと進めており、今回の解散はその一環と位置づけられている。ユニチカテキスタイルは繊維製造を行う子会社で、資本金は50百万円、設立は1999年。ユニチカが議決権の100％を保有している。

同社の直近の業績は、25年3月期に売上高6億900万円、営業利益600万円、最終利益200万円と小規模ながら黒字を維持しているが、長年にわたり純資産はマイナスで推移していた。

解散に伴う債権放棄による損失については、25年3月期の個別決算ですでに全額を引当計上済み。連結決算には影響がなく、26年3月期の業績への影響も軽微としている。

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