調査・データ全米小売業協会(NRF)は8日、米主要コンテナ港での輸入貨物量の前年割れが、2026年も続くとの見通しを示した。NRFとハケット・アソシエーツ(米国)がまとめた「グローバル・ポート・トラッカー」によると、関税の影響と通商政策の先行き不透明感が荷動きを抑制している。
NRFは、25年の年末商戦は過去最高水準の売上を見込む一方、26年については政策動向次第で供給網の再調整が迫られる可能性があると指摘する。実際、10月の主要港取扱量は207万TEUと前年同月比7.9%減。11月は191万TEU(同11.6%減)、12月は186万TEU(12.7%減)と大幅な減少が予測されている。
関税回避を目的とした前倒し輸入の反動や、港湾ストライキ懸念による前年の水準の高さが要因とされる。ハケットは、需要減退を受けて米東西両岸でコンテナ運賃が下落基調にあると分析。25年通年の輸入量は2520万TEUと、前年から1.4%減る見込みだ。
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