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サービス・商品新明和工業（兵庫県宝塚市）は22日、レシップ（岐阜県本巣市）と共同開発した廃棄物収集業務効率化システム「G-SUPPORT」を発売した。塵芥車に車載通信機器を搭載し、位置情報や稼働状況、積載状態などのデータを活用することで、収集業務の効率化と安全運転を支援する。
G-SUPPORTは、車両とクラウドサーバーを常時接続し、ドライバー向けのナビゲーション機能や管理者向けの運行管理機能を提供する。収集地点や注意事項を表示するルート案内、音声による安全走行支援、応援要請時の自動リルート機能などを備え、経験の浅いドライバーでも効率的な運行が可能となる。管理者側では、車両位置や進ちょく状況をリアルタイムで把握でき、指示出しやメッセージ送信をデジタル化することで、電話連絡の削減につながる。
▲積載情報付き収集状況管理画面（クリックで拡大、出所：新明和工業）
また、走行データや収集実績を基に業務日報を自動作成する機能を搭載し、手書き日報や事後入力作業を不要とする。これにより、事務作業時間の削減や残業時間の抑制が期待される。実証実験では、実稼働中の塵芥車を用いて安全性や運用面を検証し、業務負荷軽減の効果が確認されたという。両社は2030年までに累計5000台の導入を目指す。
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