荷主酉島製作所は26日、川崎重工業が建設を進める世界最大級の液化水素基地「川崎LH2ターミナル」向けに、大流量液化水素ポンプを受注したと発表した。同ターミナルは、日本水素エネルギー(JSE)が事業主体となり、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業として進む液化水素サプライチェーン商用化実証の主要施設で、5万立方メートル級の貯蔵タンクや海上荷役設備、ローリー出荷設備などを備える。
受注したのは、貯蔵タンクから各利用先へ供給する昇圧ポンプ5台と、液化水素運搬船への積み込みを担う積み荷ポンプ1台。いずれも超電導モーター搭載型を採用し、大流量かつ高効率な移送を可能にする。超電導モータは極低温環境で電気抵抗がゼロとなり、発熱を抑制できるため、液化水素の気化ロスを大幅に低減できる点が特長だ。
同技術はNEDO支援のもと、酉島製作所のポンプ技術と京都大学の高温超電導技術を融合して開発されたもので、産業用途への実装は世界初とされる。大量輸送時のエネルギー損失という課題を克服し、商用規模の水素物流インフラ構築を後押しする装置として位置付けられる。
液化水素の安定供給と大規模輸送を支える中核設備の導入は、水素サプライチェーンの実装フェーズを象徴する動きとなる。酉島製作所は今後も高流量・高効率ポンプの開発を進め、脱炭素社会に向けたエネルギー物流基盤の整備に貢献するとしている。
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