国際フェデックス(米国)は7月30日、ロボット開発のデクステリティ(同)との協業を拡大し、米メリーランド州のヘイガーズタウン・ハブにトレーラー荷積みロボットを導入すると発表した。従来の実証拠点から、より大規模な物流現場へ展開し、安全性や作業品質、処理能力の向上を図る。

(出所:フェデックス)
トレーラーへの荷積みは、荷物の形状や重量、積載状況に応じた判断が必要で、宅配物流の中でも身体的負担が大きく、自動化が難しい工程とされる。フェデックスは米国内で1日に数万台のトレーラーを扱っており、今回の導入ではロボット単体の性能に加え、仕向け地別の積み分けやトレーラーの割り当て、保守、人員配置など、ハブ全体の運用との連携を検証する。
導入するのは、デクステリティの2本腕ロボット「Mech」。カメラによる視覚情報や奥行き、接触情報を組み合わせる物理AI基盤「Foresight」を搭載し、荷物の配置をリアルタイムで判断する。荷室内の空間、積み荷の安定性、処理速度を踏まえて荷物を積み付ける仕組みで、トレーラー内部で稼働できる小型設計とした。
両社は複数年にわたり共同開発や試験を進めてきた。ヘイガーズタウンでの運用を通じ、高物量の物流拠点における展開モデルを構築し、今後のネットワーク拡大につなげる。
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