荷主河西工業は16日、2025年-27年の中期経営計画「Kasai Turnaround Aspiration(KTA)」について、これまで未公表としていた目標値を取締役会で決議し、開示した。事業環境の不確実性が高いとして、これまで施策骨子の提示にとどめていたが、米国の関税政策や地政学リスクなど外部環境について一定の見通しが得られたと判断し、売上高、利益、キャッシュフローの具体的な数値目標を示した。基本方針や経営再建に向けた方策の骨子は、25年4月公表時から変更していない。
目標値は、売上高を25年度から27年度まで各2000億円で据え置く一方、収益性の改善で営業利益を25年度40億円、26年度80億円、27年度100億円へ段階的に引き上げる。フリーキャッシュフロー(FCF)も25年度10億円から27年度80億円まで拡大させる計画とした。売上成長が見込みにくい前提のもと、利益率と資金創出力の立て直しを優先する構図となる。
計画では、北米を中心とした収益改善を最重要課題に位置付ける。材料費やスクラップ、生産ロスなどの変動費削減に加え、固定費圧縮を掲げ、工場再編を伴う抜本策も織り込む。物流コストの上昇や人件費高騰が北米赤字の要因として挙げられており、調達・生産の効率化とあわせて、受注プロセスの厳格化や価格改定交渉の運用強化で採算是正を進める方針だ。
あわせて、在庫の適正化やキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)の改善を通じた営業キャッシュフローの最大化を掲げる。拠点ごとの資金管理を本社主導で強化し、グループ内資金の効率的な活用を進める。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。





















