DHLが好決算発表、「史上最強の第1四半期」

財務・人事DHLグループはこのほど、2021年第1四半期（1-3月）決算を発表した。昨年の第4四半期に続き好調を維持し、EBIT（利払前・税引前利益）は前年同期の5億9200万ユーロ（770億円）から19億ユーロ（2470億円）に大きく増加。同社は「史上最強の第1四半期」と強調している。

世界的なECの拡大や、航空・海上輸送の需要増により、エクスプレス、フォワーディング、サプライチェーンなど全部門の収益が市場予想を大幅に上回ったという。前年同期はマイナス4億900万ユーロ（532億円）だったフリーキャッシュフローは、10億ユーロ（1300億円）のプラスに転じた。

なお、同社グループは今回の好決算を受けて「56億ユーロ（7282億円）以上」としていた通年のグループEBIT予想を、「56億ユーロを大幅に上回る」に変更。年内のビジネスについては楽観視するとしている。