荷主三菱瓦斯化学(東京都千代田区)は20日、連結子会社MGCスペシャリティー・ケミカルズ・ネーデルラント(オランダ)で進めてきたメタキシレンジアミン(MXDA)製造設備の建設工事を中止すると発表した。
同子会社はロッテルダムのボトレック地区に立地し、年産2万5000トンのMXDA製造設備を建設していた。当初は2024年7月の生産開始を予定していたが、工期遅延や建設費高騰、競争環境の激化を背景に25年9月に工事を一時中断。その後、固定資産の回収可能価額を評価し、26年3月期第2四半期および第3四半期決算で減損損失を計上していた。
同社は工事再開や他社との協業など複数の選択肢を検討したが、完工後に生産・販売を行った場合でも十分な経済性を見込むことは困難と判断し、建設中止を決定した。今後は設備撤去を含む工場閉鎖手続きを開始し、29年中の撤去完了を予定する。
欧州ではエネルギー価格や建設コストの変動が化学プラント投資に影響を与えており、事業環境の不確実性が高まっている。今回の決定は、資本効率や投資回収性を重視した事業ポートフォリオ見直しの一環とみられる。26年3月期の連結、個別業績への影響は精査中としている。
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