荷主三菱ガス化学は17日、連結子会社のMGC Specialty Chemicals Netherlands(MSCN、オランダ)が建設中のメタキシレンジアミン(MXDA)製造設備について、一時中断を決定したと発表した。工期遅延や建設費の高騰、市場環境の変化が理由としている。
同社は2021年9月に欧州での新拠点設置を公表し、24年7月からの生産開始を目指していた。MSCNの設備は、年産2万5000トンの生産能力を持ち、資本金は2000万ユーロで出資比率は100%。しかし、工事業者の切り替えに伴う工期の遅れに加え、ロシア・ウクライナ紛争を背景とした建設費や人件費の上昇、競争環境の変化により事業性が悪化する可能性が生じた。
今後の対応や26年3月期の業績への影響については精査中で、必要に応じ速やかに公表するとしている。
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