旭化成ケミカルズ、韓国でアクリロニトリルプラントを増設

拠点・施設旭化成ケミカルズ（東京都千代田区）は25日、韓国でアクリロニトリルを増設すると発表した。同社のアクリロニトリル事業はアジア市場でトップ、世界でも2位の生産能力を保有しており、グローバル拡大事業として重点的に経営資源を投入し、積極的に拡大していく方針。

アクリロニトリルの世界需要は堅調な成長が見込まれており、特に韓国、台湾、中国を主体とするアジア市場では順調な需要拡大が予想されている。こうした需要拡大に対する供給能力の強化のため、韓国でのアクリロニトリル設備能力の増強を決めたもの。

今回増設するプラントは年産24万5000トンの大型プラントとなる。現在のアクリロニトリル生産能力は、日本で年産45万トン、韓国30万トンの合わせて75万トンとなっており、タイの合弁会社で20万トンの大型プラントを建設している。