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運用変更に強いAGV、重量物荷役の省力化、庫内移動・搬送負荷の軽減

新興物流テック3社登壇「inno-base Pitch 第2回」

2026年3月31日 (火)

イベントプロロジスは4月16日、次世代の物流ソリューションを開発するスタートアップ企業と、現場の課題を抱える物流・荷主企業を結びつけるピッチ&交流イベント「第2回 inno-base Pitch」を東京・丸の内の同社オフィスで開催する。

同イベントは、プロロジスが運営するインキュベーション施設「inno-base」(イノベース)の参画企業が登壇し、自社の最新テクノロジーを披露する場。「スタートアップ支援を通じて、業界の垣根を超えた協創と革新の未来を実現」しようとするプロロジスの戦略的取り組みの一環として位置づけられる。参加費は無料で、現場の課題解決や新興テック支援に関心のある物流企業や荷主企業の参加を広く受け付ける。

業界注目の第1回、そして「実務直結型」の第2回へ

昨年11月に開催された第1回のピッチイベントでは、自動フォークリフトを開発するハクオウロボティクス(東京都荒川区)をはじめとするスタートアップ3社が登壇。会場には荷主企業や物流事業者など20社の関係者が集まり、人手不足や在庫管理といった業界の構造的課題に対し、テクノロジーでいかに挑むかというプレゼンテーションに熱心に耳を傾けた。

単なる製品発表会ではなく、スタートアップと現場のプロフェッショナルが直接意見を交わし、協業の可能性を探る「実践的な議論の場」として機能した点が参加者から高く評価されていた。

その熱気を引き継ぐ今回の第2回では、物流現場が直面する「庫内搬送を自動化したいが、ルート変更のたびに床面工事するのが面倒」「重量物の取り扱いによる作業者の負担が大きい」「広い施設内の移動に時間がかかる」という、実務的な課題に対する解決策を持つ3社が登壇する。


床面識別AGV誘導技術「FSLAM」
四恩システム

AGV(無人搬送車)の導入検討おいて、誘導方式の選定は最終的に運用コストとレイアウトの柔軟性に直結する。四恩システムが日本で初めて実用化に成功した床面識別誘導方式「FSLAM(Floor SLAM)」では、床面の傷や汚れなどの特長を指紋のように記憶し、走行時にカメラ画像と照合しながらAGVを誘導する。

磁気テープや二次元コードなどのガイドの敷設が不要でありながら、床面のみを認識するため周囲の環境変化に強く、高い走行制御精度を持つ。同技術は「第37回 中小企業優秀新技術・新製品賞」で奨励賞を受賞。同社は積載型やリフトアップ型、牽引型のAGVなどを多数展開しており、レイアウト変更に柔軟に対応できる次世代の搬送手段を提案する。


真空吸着による重量物の省力化ソリューション
日本ヴァリティー

AGV(無人搬送車)の導入検討おいて、誘導方式の選定は最終的に運用コストとレイアウトの柔軟性に直結する。四恩システムが日本で初めて実用化に成功した床面識別誘導方式「FSLAM(Floor SLAM)」では、床面の傷や汚れなどの特長を指紋のように記憶し、走行時にカメラ画像と照合しながらAGVを誘導する。

磁気テープや二次元コードなどのガイドの敷設が不要でありながら、床面のみを認識するため周囲の環境変化に強く、高い走行制御精度を持つ。同技術は「第37回 中小企業優秀新技術・新製品賞」で奨励賞を受賞。同社は積載型やリフトアップ型、牽引型のAGVなどを多数展開しており、レイアウト変更に柔軟に対応できる次世代の搬送手段を提案する。


立ち乗り三輪電動モビリティによる移動・運搬の効率化
ストリーモ

大型化する物流施設や生産拠点において、作業者や管理者の「移動」や「荷物搬送」に要する時間と体力は、大きなロスの一つ。

ストリーモは、独自の特許技術「バランスアシストシステム」を搭載した立ち乗り三輪電動モビリティを活用し、この課題にアプローチする。低速でも転びづらく、荒れた路面でも高い安定性を誇る機体で、広い庫内での移動時間を短縮するだけでなく、積載能力を活かした荷物の運搬も可能に。物流倉庫や建設現場などのリアルな声から生まれた電動モビリティで、作業者の疲労軽減と業務生産性の向上を提案する。

最新技術に触れ、同業他社と交流する貴重な場

▲CAPESの西尾浩紀代表

本イベントのコメンテーターには、MonotaRO(モノタロウ)の物流センター立ち上げプロジェクトなどを指揮した経歴を持つ、CAPES(東京都目黒区)の西尾浩紀代表が参加。物流オペレーション改善のシビアな視点から、各ソリューションの現場導入に向けた課題や実現可能性を掘り下げる。

加えて、プレゼンテーション終了後には、登壇企業と参加者が直接情報交換できるネットワーキングの時間が設けられており、オンラインの情報収集では把握しきれない製品の詳細仕様や、自社拠点への適合性、実証実験の条件などについて、開発者と対面で具体的に議論できる。また、同じように現場課題の解決を模索する同業他社の担当者と直接交流できるのもポイント。

プロロジスが提供するこのオープンな「協創」の空間は、自社のサプライチェーンをアップデートする共創パートナーを探す物流・荷主企業にとって、貴重な機会となるはずだ。

「inno-base Pitch 第2回」開催概要
日時:4月16日 16時〜18時(15時30分開場)
会場:プロロジス 東京オフィス イベントスペース
(東京都千代田区丸の内2丁目7番3号 東京ビルディング22階)
対象:物流会社・荷主企業
参加費:無料
申込締切:4月13日 17時
詳細・申込:https://www.prologis.co.jp/news-research/press-releases/260323