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日通、原木地区に高セキュリティ物流施設竣工

2014年1月21日 (火)

ロジスティクス原木インターナショナルロジスティクスタウンNo.2の外観

日本通運は21日、千葉県市川市原木に新たな物流施設「原木インターナショナルロジスティクスタウンNo.2」(BILT-2)を新設、同日竣工したと発表した。

新施設は恵まれた立地条件を生かし、多様化・高度化する顧客の物流ニーズに対応するために建設したもので、輸出入貨物を取り扱うためのセキュリティ面、危機管理面に重点を置いた施設とした。

セキュリティ面では、高度な保安・品質管理が求められるハイテク機器・医療機器などの物流需要に幅広く対応するため、国際的なセキュリティ認証「TAPA-ClassA」を取得する方針で、同規格に準拠するセキュリティシステムを備える。

危機管理面では、自家発電機の導入で大規模災害などの非常事態発生時のBCP対応を考慮。さらに、全館でLED照明器具を採用したほか、施設屋上に太陽光パネルを設置した環境配慮型の設計を施している。

日通は、これまで原木地区で3棟、総延床面積3万4000平方メートルの物流施設を運営し、国際航空貨物を中心に保管・流通加工・配送などのロジスティクスサービスを提供してきた。

BILT-2の竣工により、同地区で日通が運営する国際物流倉庫は4棟、7万1000平方メートル規模に拡大する。

ことしは羽田空港に発着する昼間時間帯の国際便発着枠が拡大することから、貨物の増加が見込まれ、同空港国際貨物ターミナル内に日通が保有する保税上屋との連携を強化するとともに、BILT-2でも保税蔵置場の新設を計画しているという。

■日通航空原木インターナショナルロジスティクスタウンNo.2(BILT-2)の概要
所在地:千葉県市川市原木2526-23
構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上6階建
敷地面積:2万6906.18平方メートル(隣接する原木インターナショナルロジスティクスタウンNO.1を含む)
延床面積:3万6676.3平方メートル(うち倉庫部分3万1829.96平方メートル、事務所部分3659.70平方メートル)
主な仕様:TAPA FSR2011準拠セキュリティシステム(TAPA-ClassA認証取得予定)、自家発電機、太陽光パネル(太陽電池枚数828枚、最大出力207キロワット)、全館LED照明、外構ハイブリッド照明、外構遮熱舗装
荷物対応エレーベーター6基、高床ホーム、空調倉庫

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