国際APモラー・マースク(デンマーク)が13日発表した2026年第2四半期(4-6月)決算は、売上高が前年同期比20%増の158億ドル、EBIT(利払い・税引き前利益)が同89%増の16億ドルだった。海上輸送の需要拡大やスポット運賃の上昇、物流・ターミナルを含む全事業での取扱量増加が寄与した。
主力の海上輸送部門は、積載コンテナ量が4.1%増加し、平均運賃も22%上昇した。売上高は23%増となり、EBITは前年同期の2億2900万ドルから9億3500万ドルへ拡大した。極東発の輸出が堅調だったほか、欧州、中東、南米東岸、西アフリカなどで港湾混雑が強まり、需給の引き締まりがスポット運賃を押し上げた。
物流・サービス部門は、湾岸地域の港湾間を結ぶランドブリッジ輸送や航空貨物、プロジェクト物流が伸び、売上高は15%増。EBITは2億1700万ドルと前年同期の1億7500万ドルを上回った。ターミナル部門も取扱量が2.2%増え、売上高は11%増となった。
中東ではホルムズ海峡の航行混乱を受け、湾岸向け貨物の一部を代替港や陸上輸送へ切り替えた。影響を受けた船腹は他航路へ振り向け、アフリカ、北米、中南米向けを中心とした需要増に対応した。
好調な第2四半期実績と通期の見通し改善を受け、マースクは26年の業績予想を上方修正した。基礎的EBITDAは従来の80億-100億ドルから105億-125億ドル、基礎的EBITは20億-40億ドルから45億-65億ドルへ引き上げた。世界のコンテナ市場については、26年通年で4%程度の需要増を見込む。
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