キッコーマン、埼玉・久喜市に新事業用地を取得

拠点・施設キッコーマンは27日、埼玉県久喜市に新たな事業用地を取得し、主に和風そうざいの素「うちのごはん」シリーズを製造する食品工場を建設する、と発表した。新工場建設は、キッコーマン食品が行う。工場建物と土地で約45億円を投じる。

新たに取得する事業用地は、埼玉県が推進する「田園都市産業ゾーン基本方針」に基づき、田園環境と産業基盤の両立・調和を目指して新たに開発される産業団地内にある。東京都心から約50キロメートル、東北自動車道久喜インターチェンジ、圏央道白岡菖蒲インターチェンジから約3キロメートルの地点にあり、交通の利便性に優れる。

新工場建設により、「うちのごはん」シリーズの生産体制を強化するとともに、「新食品工場を付加価値の高い製品づくりを行う生産拠点へと発展させていきたい」としている。

■取得する事業用地の概要
所在地：埼玉県久喜市大字北中曽根字川妻
敷地面積：約6万6000平方メートル
建物の構造：鉄骨造
建物の階数：管理棟2階建て、生産棟平屋建て
建築面積：約2800平方メートル
延床面積：約3000平方メートル
生産品目：「うちのごはん」シリーズなど
生産能力：年間約3000万個
従業員数：約60人
建設開始：2011年12月
生産開始：2012年12月