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ユーロ圏貿易黒字縮小、輸出減速が鮮明

2026年4月21日 (火)

調査・データ欧州統計局が発表した2月の貿易統計(速報)によると、ユーロ圏の域外向け財貿易収支は115億ユーロの黒字となり、前年同月の231億ユーロから大幅に縮小した。輸出入ともに減少するなか、とりわけ輸出の落ち込みが黒字縮小の主因となった。

2月の輸出額は2324億ユーロで前年同月比6.7%減、輸入額は2209億ユーロで同2.2%減。1月は10億ユーロの赤字だったが、2月は黒字に転じた。月次では機械・自動車分野の黒字が15億ユーロから102億ユーロへと拡大し、収支改善に寄与した。一方で前年との比較では、同分野の黒字も142億ユーロから102億ユーロへ縮小しており、基調としては弱含みが続く。

分野別では化学品の黒字が304億ユーロから162億ユーロへ大幅に減少し、全体を押し下げた。エネルギー分野は赤字幅が252億ユーロから200億ユーロへ縮小し、輸入額の減少が寄与している。輸出減少とエネルギー収支改善が同時に進む構図となっている。

2026年1-2月累計では、黒字は106億ユーロと前年同期の218億ユーロから半減。輸出は4475億ユーロで同7.2%減、輸入は4369億ユーロで5.1%減となった。域内貿易も1.5%減の4327億ユーロと減速がみられる。

EU全体でも同様の傾向がみられ、2月の域外貿易黒字は91億ユーロと前年の229億ユーロから縮小。対米輸出は26.4%減と大幅に落ち込み、対中では輸入増により赤字が拡大した。

品目別では機械・自動車の回復が下支えとなるものの、化学品の落ち込みがサプライチェーン全体の輸送量に影響を与えている。欧州発着の貨物流動は、分野間のばらつきを伴いながら減速局面に入った可能性がある。

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