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フォワーディング事業との相乗効果狙う

SBSHD、シンガポールのコンテナ輸送会社を買収

2014年2月3日 (月)

ロジスティクスSBSホールディングスは3日、シンガポールでコンテナ輸送を手掛ける物流会社「GGF社」(GIM GUAN FREIGHT)の全株式を取得し、同国で実運送事業に進出すると発表した。

SBSグループは同国で2012年5月に現地法人を設立し、フォワーディング事業を展開。国土が狭く、交通や環境問題などの規制が厳しい同国では、実運送事業への新規参入が困難なため、GGF社を買収することで、コンテナ輸送(ドレージ)事業に進出し、事業領域の拡大につなげるとともに、外注しているコンテナ輸送を内製化し、コストダウンと輸送品質の向上を図る。

GGF社は主にアパレル、建設資材、食品などのトップブランド企業と取引しているため、グループのフォワーディング事業との相乗効果も見込む。

5月をメドに、現地法人SBSロジスティクス・ホールディングス・シンガポール(SLHS)とGGF社を合併させ、SLHSの運送事業部門を担う。同社では「ほかのASEAN拠点への展開を視野に入れ、海外現地輸送モデルとして品質や効率を追求していく」としている。

■GGF社の概要
商号:GIM GUAN FREIGHT PTE. LTD.
設立:1987年9月
本社:33 Ubi Avenue 3 07-46 Vertex Singapore 408868
従業員数:31人
事業内容:コンテナ輸送(ドレージ)
売上高:278万シンガポールドル(2.3億円、2012年12月期)