新日鉄住金、メキシコで自動車用鋼管を生産

拠点・施設新日鉄住金は1月31日、同社傘下で自動車用鋼管の製造・販売を手掛けるメキシコ法人「ニッポン・スチール&スミキン・パイプ・メキシコ」（NPM）が1月24日、同国グァナファト州シラオ市で開所式を行ったと発表した。

NPMは2012年に設立。新日鉄住金グループの自動車用鋼管事業では、NPMが初の中南米の拠点で、世界では7か国・11か所目となった。

メキシコの自動車生産は北米、南米への輸出基地として拡大しており、13年は300万台へと増加。今後は日系企業に限らず、各国の自動車メーカーがさらに能力を拡大する計画で、自動車用鋼材のニーズも高まると見られている。

■NPMの概要
所在地：メキシコ合衆国グァナファト州シラオ市
設立：2012年6月
事業内容：自動車用機械構造用鋼管の製造・販売
生産能力：2.4万トン/年
主要設備：電縫鋼管造管機、冷牽設備、切断機など
営業運転開始：2013年5月
従業員数：80人（2013年11月末時点）