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13年4-12月期決算、首都圏の冷蔵倉庫稼働率急低下

ニチレイ、低温物流事業は増収増益

2014年2月4日 (火)

財務・人事ニチレイが4日発表した2013年4-12月期決算のうち、低温物流は売上高が7%増(前年同期比)、営業利益が5%増と堅調に推移した。ただ、もう一方の柱の加工食品で48%減と減益幅が大きく、全体では2%の減益となった。

低温物流事業は堅調な物流ネットワーク事業と海外部門がけん引。国内は電力コストの上昇や東扇島2期棟稼働による償却負担増が響くものの、物流ネットワーク事業が計画を上回って推移。海外は欧州景気が低迷する中、現地通貨ベースでも増収増益を確保した。通期見込は4-12月期までの実績を反映して売上高、営業利益を上方修正した。

冷蔵倉庫の稼働状況は、業界全体で32.7%と前年同期に比べて1.8ポイントの悪化となったのに対し、ニチレイは40%から37.1%へと悪化幅が業界平均を上回った。全国的に稼働率が低下している中、特に首都圏では42.8%から37.5%へと5.3ポイントもの悪化となった。

[ニチレイ(低温物流)]2014年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)

 2014年3月期第3四半期2013年3月期第3四半期増減
売上高127,6848,6147.2%
営業利益7,5783414.7%