荷主機械工具卸売のトラスコ中山は12日、岐阜県土岐市、工具販売の東濃マシンツール(岐阜県瑞浪市)と、「災害時等における資機材の調達に関する協定」を締結した。災害発生時に、同社の物流網と在庫を活用し、被災地へ迅速に資機材や支援物資を供給する体制を構築する。
協定では、地震や風水害などが発生、または発生の恐れがある場合に、土岐市の要請に基づき、トラスコ中山が保有する災害支援物資や各種資機材を供給する。地域販売店である東濃マシンツールを介することで、現地ニーズに応じた供給対応を行う。
トラスコ中山は全国28か所に物流センターを展開しており、多拠点在庫によるBCP(事業継続計画)体制を整備している。発電機やブルーシートなど災害復旧向け2万1800アイテムを常時在庫し、このうち118アイテムは通常以上の在庫水準を確保しているという。
また、5月18日には愛知県北名古屋市で新物流拠点「プラネット愛知」の稼働を予定する。延床面積は2万6971坪で、62万アイテムを取り扱う計画。2030年には100万アイテム超への拡大を見込む。免震構造を採用し、災害時でも物流機能を維持する設計とした。
同社は東日本大震災以降、物流センターの免震化や分散配置を進めており、現在は41自治体と災害復興協定を締結済み。25年4月には「BCP対応推進課」を新設し、災害対応在庫の積み増しや自治体連携を強化している。

▲プラネット愛知(出所:トラスコ中山)
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