荷主AIストーム(東京都千代田区)は20日、長野県内でAI(人工知能)データセンター事業を本格始動するため、資産保有を担う特別目的会社「AICore Grid」と、データセンター運用会社「AIS DC Services」を設立したと発表した。データセンターの建屋、電力設備、冷却設備、ラックなどの資産保有と、施設運用、コロケーション、GPUサービス提供、ネットワーク運用、保守監視を分ける体制を取る。
同社は旧ジェクシードで、2025年4月にAIストームへ商号変更。AI教育やAIプロダクトなどのサービス提供に加え、AI産業の計算基盤を支えるインフラ事業へ領域を広げる。長野県内の工場跡地を活用し、AIデータセンターの建設・運営に乗り出す計画だ。
生成AIの普及に伴い、データセンター容量やGPU計算資源はひっ迫している。国内のデータセンターは東京圏と大阪圏に集中しており、地方分散型の中核拠点整備が課題になっている。長野県は東京都に比べ年間平均気温が低く、サーバー冷却に有利な気候条件を持つほか、内陸部に位置するため津波や高潮リスクを抑えやすいとする。
物流・施設運営の視点では、データセンター整備は単なるIT投資にとどまらず、電力、冷却設備、サーバー機器、保守部材の搬入・更新を伴うインフラ運営になる。工場跡地の活用や地方立地は、首都圏集中のリスク分散につながる一方、電力調達、通信回線、設備保守、災害時対応を含めた運用体制の実効性が問われる。AIストームは資産保有と運用を分けることで、設備投資や外部企業との協業を進めやすくし、AIインフラ事業をグループの中核事業に育てる考えだ。
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