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教員向け内航勉強会も初開催

船主協会、商船系5高専と情報交換会

2014年2月13日 (木)

ロジスティクス船主協会、商船系5高専と情報交換会日本船主協会は12日、人材確保タスクフォース(TF)の内航ワーキンググループ(WG)が中心となって、商船学科のある国立高専5校(商船系5高専)と会員内航船社が情報交換会と5高専教員向けに内航海運の勉強会を東京で開催した、と発表した。

6日に協会会議室で開催した情報交換会には、富山高専(商船学科)、鳥羽・広島・大島・弓削商船高専の教員8人と、会員内航船社19社から30人が参加。会合ではまず、高専側から学生の在籍状況、進路志望傾向と実際の進路状況などの説明があり、続いて内航船社が事業概要や船員規模を紹介した。

その後、高専側からあらかじめ寄せられた「内航船社での5高専卒業者のキャリアパス」や、「新人船員採用にあたって重視する資質」「若手船員の主な離職理由、その防止策」などの質問に対し、各社が情報や考えを示した。「新人船員採用にあたって重視する資質」の問いに対しては、協調性・積極性・コミュニケーション能力・柔軟性など、人間性を重視するとの意見が大勢を占めた。

最後に双方の説明を踏まえた質疑応答などが行われ、将来の内航海運業界を支える優秀な新人船員の養成に向け、今後も連携強化に取り組む必要性を確認して終了した。

当日は情報交換会に先立って5高専の教員に対して内航海運の実務理解を深め、高専の学生にフィードバックしてもらうことを目的に、内航海運の勉強会を初めて開催した。

勉強会では、内航WGが中心となって講師を務め、内航海運の概要、内航タンカー、内航LNG船の荷役実務、内航ケミカルタンカーの荷役——の講義を行った。