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ナビガントリサーチ社調べ

世界の天然ガストラック・バス販売、10年後に2.3倍増

2014年2月13日 (木)

調査・データ市場調査会社「ナビガントリサーチ」はこのほど、世界の天然ガストラック・バスの販売台数が、2013年の17万200台から22年には2.3倍の39万8400台へと拡大すると予測したリポートを発行した。

ナビガントリサーチは「トラックやバスはそれほど多くの燃料補給所を必要とせず、燃料費が総コスト内の上位を占める要因となっている」として、22年までに世界で稼働する天然ガストラック・バスの総数が400万台に達するとの見通しを示した。

ナビガントリサーチのデイブ・ハースト氏(プリンシパルリサーチアナリスト)は「北米では天然ガス価格が低くとどまり、車両売上は燃料補給所の開発を上回る勢いで増加している。また、アジア太平洋、中国、その他の新興市場では大都市での環境問題への解決手段としての期待がよせられており、それらの結果、世界での稼働中の天然ガストラックやバスの総数は2022年までに400万台へ到達するだろう」と予測している。

同社は、平均的に圧縮天然ガス(CNG)価格はディーゼル燃料の42%程度とされ、液化天然ガス(LNG)はやや高額の傾向にあるものの、GNGに比べて変動的だと指摘。

北米では、大型トラックは1年半の短期間で投資回収が見込まれているが、同社は「天然ガス車両の導入による増分費用の53-76%はCNGやLNG用貯蔵タンクによって発生する」と分析した。