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三井物産の物流子会社などテナント3社と長期契約

NLF投資法人、博多港エリアの物流施設を取得

2014年2月20日 (木)

拠点・施設NLF投資法人、博多港エリアの物流施設を取得日本ロジスティクスファンド投資法人は20日、三井物産から「福岡香椎浜物流センター」の信託受益権を29億2000万円で取得する、と発表した。

取得する物流センターは、三井物産が開発を手掛けた物件で「物流施設の取得競争が過熱する中、スポンサーのパイプラインを活用して優良物件を取得するもの」と説明。3月25日に契約すると同時に引渡しを受ける。

福岡香椎浜物流センターでは、三井物産グループのトライネット・ロジスティクス、九州地盤の物流企業エムビーエス、オノウンとそれぞれ長期の賃貸借契約を締結しており、九州エリアの配送拠点として利用されている。

立地面では、福岡都市高速道路の香椎浜インターチェンジまでの距離も2キロと近い。福岡市中心部へのアクセスに優れているほか、博多港の中でもコンテナの積卸を行う香椎パークポート内に位置することから、輸出入貨物を取り扱う港運事業者の利用にも適している。

物流施設や工場が集積するエリアに立地しているため、騒音問題などが発生する可能性が低い一方、敷地内に多くの乗用車用駐車場(42台)があり、コンビニエンスストアも近いことから、労働力の確保の面で有利。

施設のスペックは、柱間隔10m×11m、有効天井高各階5.5m以上、基準階床荷重1.5トン/m2(1階は2トン/m2)と標準的な仕様を備えた汎用性の高い物流施設。

3基の昇降機と2基の垂直搬送機を備え、各階に配置された事務所スペースにより、分割利用も可能となっている。大型トラック17台が接車可能なバースは奥行き11m、高さ7mの庇を備えており、大型ウイング車の荷役作業や雨天時での貨物の搬入出に支障がない広さとなっている。

■福岡香椎浜物流センターの概要
所在地:福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭2丁目1番10号
建築時期:2009年10月30日
延床面積:2万1230.78m2
総賃貸可能面積:2万1201.15m2
用途:倉庫
所有権:福岡地所
テナント:トライネット・ロジスティクス(5154.74m2)、エムビーエス
(5897.31m2)、オノウン(1万149.1m2)

■現地周辺図
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