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飯野海運、飯野ビルにグリーン水素設備

2026年6月19日 (金)

環境・CSR飯野海運と高砂熱学工業(東京都新宿区)は18日、飯野海運が所有・運営する「飯野ビルディング」にグリーン水素製造・利用設備を導入する設計・施工契約を締結したと発表した。カーボンニュートラル技術の社会実装とBCP(事業継続計画)への活用を通じ、都心高層複合ビルの付加価値向上を図る。設備は2027年3月中旬から運用を開始する予定。

プロジェクトでは、飯野ビルディング屋上の既設太陽光発電設備で発電した電力を蓄電池に貯蔵し、水電解装置でグリーン水素を製造する。さらに燃料電池による発電を行い、平常時と非常時の双方で建物内の電力として活用する。あわせてエネルギーマネジメントシステム(EMS)を導入し、蓄電池や水素製造設備、燃料電池を最適制御することで効率的なエネルギー運用を実現する。

▲システムフロー(クリックで拡大、出所:飯野海運)

設備導入には東京都の助成金制度「グリーン水素製造・利用の実機実装等支援事業」を活用。高砂熱学は設備一式の設計・施工を担当し、今後詳細設計や機器製作、施工を進める。27年3月初旬の引き渡し後、同月中旬から運用を開始する計画だ。

飯野ビルディングは延床面積10万3827平方メートル、地上27階・地下5階の大型複合ビルで、オフィスや商業施設、ホール、カンファレンス機能を備える。

飯野海運は中期経営計画「Transformation for a Sustainable Future」(2026年4月-31年3月)で2050年までのカーボンニュートラル達成を掲げている。不動産事業では、スコープ1(直接排出量)とスコープ2(エネルギー起源間接排出量)の温室効果ガス排出量総量を2030年度までに13年度比75%削減する目標を設定しており、今回の取り組みもその一環となる。

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