荷主ROBO-HI(ロボハイ、東京都中央区)は4日、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC、港区)と、重工や造船、鉄鋼、建設機械などの大型製造現場を対象に、50トンから200トン級の超重量物向け無人搬送車を活用した搬送業務の自動化・省人化に向けて協業を開始したと発表した。
製造業では人手不足への対応や生産性向上を目的に無人搬送車の導入が進む一方、大型製造現場では数十トンを超える製品や部品を扱うため、一般的な無人搬送車の活用が難しく、多くの搬送作業を人手に依存している。また、搬送物の到着に合わせた作業者の待機や、次工程への引き渡しの遅れによる待機時間も課題となっている。

▲大型製品・部品の自動搬送イメージ(出所:ROBO-HI)
今回の協業では、ROBO-HIの50トンから200トン級超重量物向け無人搬送車と、複数の無人搬送車やロボットを一元管理する「ROBO-HI OS」を活用する。CTCは製造業向けシステム構築やクラウド活用の知見を生かし、業務要件の整理や生産管理システム、工場設備との連携を含めたシステム構築を提案する。一方、ROBO-HIは20年以上にわたる自動運転車両やロボットの開発・運用で培った知見を生かし、車両選定や搬送経路、作業動線の設計など技術面を支援する。
両社は工場ごとの搬送経路や作業動線の設計、レイアウト最適化に加え、搬送から次工程までを円滑につなぐシステム構成を提案し、搬送物の滞留や作業者の待機時間削減を目指す。今後は重工、造船、鉄鋼、建設機械分野で進行中の複数案件で検証と実装を進め、その成果を基にロボットソリューションや運用・保守体制を拡充し、大型製造現場への導入拡大を図る。
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