M&A自動車部品メーカーのイクヨは4日、民事再生手続き中のEVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区)から、EVバス事業を譲り受けると発表した。裁判所の許可を前提に8月10日の契約締結、11月ごろの譲渡実行を予定する。
取得対象は、EVバス事業に関連する土地、建物、機械、設備など。EVモーターズが販売したEVバスの製品保証も引き継ぐ予定で、負債は承継しない。イクヨは、同社が持つ車両制御技術や、外部の自動運転システムを車両へ組み込む技術、大容量蓄電池や電力制御技術を取り込み、自動運転プラットフォームやエネルギーマネジメント事業の基盤拡大につなげる。
一方、譲受対象事業の2025年12月期業績は、売上高が27億1400万円、営業損失が26億9000万円、経常損失が30億4800万円だった。売上高は23年12月期の44億7000万円から24年12月期に80億900万円まで伸びた後、25年は大幅に縮小しており、早期の収支改善が課題となる。
EVモーターズは25年9月にEVバスの整備不良問題が表面化し、国土交通省の指示で317台を総点検、85台をリコールした。納入先による車両の使用停止や契約解除も重なり、資金繰りが悪化。26年4月に民事再生手続き開始を申し立て、スポンサー選定と事業譲渡による再建を模索していた。
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