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増税後の物量が反動減、採算性で荷主選別進む見通し

物流業界の13・14年度天気は「小雨」、TDB調べ

2014年2月26日 (水)

調査・データ帝国データバンクが25日に発表した、2013-14年度「業界天気図」調査結果によると、13年度は「好転」が3割を占めたものの、14年度は消費税増税後の価格競争の激化で、好転分野が半減する見込みとなった。

物流・倉庫業界は13、14年度ともに「小雨」。同社では、消費税率引き上げ後に物流量の反動減が見込まれ、大手を中心に採算性を重視した荷主の選別などが進む見通しを示した。

全体動向としては、「快晴」「晴れ」「薄日」の3段階を「晴天」に、「小雨」「雨」「雷雨」の3段階を「雨天」に分類すると、13年度は全226分野中64分野(構成比28.3%)が晴天と、前年度の46分野から18分野増加。

天気の好転・悪化動向を見ると、12年度からの好転は69分野(30.5%)に上り、14年度の展望では晴天は72分野(31.9%)と、前年度から8分野増加する見込みとなった。

天気の好転・悪化動向を見ると、13年度からの好転は34分野(15%)を数えたものの、前年度の69分野からは半減する見通しで、消費税率引き上げ後、より消費者に近いスーパーマーケットやアパレル、外食などの業界では価格競争が激化し、天気の好転が難しいとの見込みを示した。