環境・CSRフェデックス(米国)は24日、「2026年FedEx/JA国際貿易チャレンジ(ITC)」日本決勝の受賞者6人を発表した。受賞した学生らは、8月にシンガポールで開催されるアジア太平洋地域決勝に日本代表として参加する。
同プログラムは、国際貿易や起業家精神に関する実践的な学習機会を提供するもので、今回はベトナム市場を対象に、AI(人工知能)搭載倉庫ドローンの市場参入戦略を立案する課題に取り組んだ。

(出所:フェデックス)
受賞チームは、物流現場の課題解決をテーマとした事業アイデアを提案した。東京の学生チームが考案した「Verola」は、医薬品コールドチェーン倉庫向けの自律型ドローンシステムで、温度や湿度、ガス成分などを監視し、異常発生時には管理者へ通知するとともに監査用ログを自動生成する仕組みを備える。
また、「Pyroscan」は物流施設やフルフィルメントセンター向けの火災リスク検知ドローンで、夜間に自律飛行しながら施設内を巡回し、火災につながる異常を事前に把握する構想だ。千葉の学生チームが提案した「V-Fresh」は、冷凍・冷蔵倉庫向けドローンで、光学カメラとサーマルカメラを活用し、商品の腐敗リスクや鮮度低下を検知する機能を持つ。
いずれもコールドチェーン管理や倉庫内監視、物流センターの安全管理など、物流業界で関心が高まる分野を対象としており、AIやドローン技術を活用した業務高度化の可能性を示す内容となった。
フェデックスは2008年から日本で同プログラムを展開しており、これまでに2700人以上の高校生が参加した。国際物流や貿易への理解を深めるとともに、次世代のビジネス人材育成につなげる取り組みとして継続している。
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