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世界xEV販売4.9%増、中国シェア72%に

2026年6月29日 (月)

調査・データマークラインズ(東京都港区)は26日、2026年5月の電動車(xEV)販売月報を公表した。世界販売の90%をカバーする主要15か国を対象に集計したもので、5月の電動車販売台数は前年同月比4.9%増の199万8000台となり、自動車販売全体に占める割合は39.1%となった。

調査対象は中国、米国、日本、インド、ドイツ、フランス、ブラジル、英国、韓国、カナダ、イタリア、タイ、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの15か国で、BEV、PHEV、HEV、FCEVを対象としている。

地域別では、中国の電動車販売が100万台を超え、市場シェアは過去最高の72.0%となった。国内自動車市場全体はNEV政策の変更や市場構造の変化などで低迷する一方、燃料価格の影響を背景にBEVの新モデルが販売をけん引した。また、中国メーカーによる輸出拡大が続き、欧州各国で中国メーカー製BEVの存在感が高まっているほか、タイでは中国メーカー間の競争や現地生産・輸出拠点化の動きも進んでいる。

また、中国を中心とした完成車輸出の拡大や、タイで進む現地生産・輸出拠点化の動きが、自動車物流ネットワークの再編を後押ししている。欧州向け輸送の増加に加え、東南アジアを活用した生産・輸出体制の構築が進み、国際物流やサプライチェーンの重要性が一段と高まっている。

パワートレイン別では、BEV販売が前年同月比9.7%増の103万台となり、市場シェアは20.2%となった。HEVは18.6%増の53万2000台で、市場シェアは10.4%となり、燃料価格の影響を背景に米国をはじめ各国で需要が拡大した。一方、PHEVは前年同月比15.6%減の43万6000台となったものの、前月比では10.0%増と回復基調を示し、市場シェアは8.5%となった。

メーカー別では、BYDは前年同月比15.1%減、吉利(ジーリー)は同17.4%減となったものの、前月比ではそれぞれ20.4%増、10.0%増と回復傾向を示した。テスラは欧州や韓国での販売が好調で、前年同月比13.7%増の12万台となった。世界的な電動化の進展と各地域での生産・輸出体制の変化は、自動車物流や部品供給網にも大きな影響を与える動きとして注目される。

主要メーカーの電動車(xEV)販売台数推移(クリックで拡大、出所:マークラインズ)

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