メディカルライオンは6月30日、ベトナムの100%子会社メラップライオン傘下で、医薬品の新工場を建設すると発表した。所在地はベトナム北部のフンイエン省で、2030年下期の稼働開始を予定する。投資額は2500億ドン、日本円で15億円を見込む。
新工場は敷地面積2660平方メートル、延床面積7172平方メートルで、2026年10月に着工する計画。処方薬とOTC医薬品を生産し、錠剤や顆粒といった固形剤医薬品の製造を担う。投資資金は子会社の手元資金で充当する予定としている。
ライオンは25年7月、ベトナムで医薬品事業を展開するメラップライオンを100%子会社化した。同社は鼻洗浄用スプレーや点眼剤などの液剤を主要剤型とする医薬品ブランドを持ち、ベトナム全土をカバーする流通網と販売力を強みとする。今回の新工場建設により、固形剤分野へ製品ラインアップを広げ、生産能力の増強を図る。
ライオンは中期経営計画「Vision2030 2nd STAGE」で、薬品事業を「チャレンジ事業」と位置づけており、海外を中心に事業機会の創出を進めている。ベトナムでは経済成長に伴い医薬品需要の拡大が見込まれており、生産拠点の整備は現地市場での供給力強化と収益基盤の拡大を狙う。
メラップライオンはホーチミンに本社を置き、医薬品・医療機器の製造販売を行う企業グループの経営管理を担う。主要連結子会社のメラップ・グループ・コーポレーションが医薬品や医療機器などの製造販売を手がけている。

▲新工場完成イメージ(出所:ライオン)
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