商船三井、東京ガス子会社と新たなLNG船共有で合意

ロジスティクス商船三井は2月28日、東京ガス子会社の東京エルエヌジータンカー（東京都港区）と、新造LNG船1隻の共同保有、20年間の長期定期貸船契約に関する基本条件で合意に達し、基本協定書を締結した。商船三井の保有比率は90％。併せて、このLNG船の造船契約をジャパンマリンユナイテッド（JMU）と締結した。

本船は2017年に就航する予定で、商船三井が船舶管理を行い、東京ガス向けの主に米国コーブポイントプロジェクトからのLNG輸送に従事する。

建造船はIHIとJMUが開発した自立角形タンク方式（SPBタンク方式）を採用、貨物タンク容量16万5000立方メートル級のLNG船となる。SPBタンク方式は、タンクの大部分が船体内部に効率良く収まる構造のため、水の抵抗を抑えることができ、燃費性能に優れた環境負荷の低い航行が可能となる。

商船三井は東京エルエヌジータンカーが保有・管理する12隻のLNG船のうち9隻に関与し、その6隻の船舶管理を受託することとなる。