M&A物流向けソフトウエアを手がけるカナダのデカルト・システムズ・グループは6日、チリ・サンティアゴに本社を置くラストマイル配送管理会社ドライビンを買収したと発表した。買収により、南米での事業基盤を広げるとともに、AI(人工知能)を活用した配送最適化や車両運行管理機能を強化する。
ドライビンは、卸売、小売、消費財メーカー、物流事業者向けに、配送ルート最適化、配車管理、配送実行状況のリアルタイム可視化などを提供している。都市部の高密度配送に対応するサービスとして導入が進んでおり、機械学習やエージェント型AIを活用した機能も備える。
デカルトは、ドライビンが南米で蓄積してきたラストマイル配送データや運行メタデータを取り込むことで、AI学習、予測分析、配送最適化の精度向上につなげる考えだ。同社は荷主、運送会社、物流事業者を結ぶ「Global Logistics Network」を展開しており、今回の買収を同ネットワークの機能拡張につなげる。
買収額は現金で3000万ドル。取得後2年間の売上目標達成に応じて、最大500万ドルの追加対価を支払う可能性がある。南米では都市部の渋滞や配送品質への要求が高まっており、物流テクノロジー企業による配送管理機能の取り込みが進みそうだ。
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