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国内向けは伸長

UDトラックス、世界販売台数1割減、鉱山需要の低迷響く

2014年3月5日 (水)

サービス・商品UDトラックスは5日、2013年の世界販売台数を公表、インドネシアの鉱山需要の低迷が大きく影響し、前年比10.8%減の1万9047台となった。

アジア全体での販売台数は、インドネシアの鉱山需要低迷が主な要因となって12%減。日本では販売強化による効果が13年後半にかけて特に大型トラックで見られ、販売台数が伸びた。

タイでは販売拠点拡大に伴い販売台数が大きく増加。韓国では12年に販売開始した大型トラック「クオン」の浸透により、販売台数が伸びを示した。13年に発表した新興国向け大型トラック「クエスター」の販売台数は公表数字に反映されていないが、同社は「顧客の反応は非常に良く、14年は販売台数が大幅に増加すると期待している」とコメント。

中南米の販売台数は好調な経済を反映して62%増の273台、オセアニアは0.4%減、アフリカは3%減とほぼ前年並みを維持した。

12年に北米市場からの撤退を決めた影響で、北米は大きく減少して158台にとどまった。同社はキャブオーバー型市場の縮小と規制対応コストなどにより、北米向け生産の中止を決定している。最終受注は12年10月15日。

市場別販売台数2012年(台)2013年(台)前年比(%)
北米436158-63.8
中南米16927361.5
アジアアジア合計16,24014,238-12.3
日本9,2959,5352.6
東南アジア5,9463,636-38.8
その他9991,0676.8
オセアニア930926-0.4
アフリカ3,5733,452-3.4
合計21,34819,047-10.8